社員のある1日の流れ
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消防設備点検は人々の生活圏に入っての作業
消防設備の点検作業は、国で定める消防法によって1年間に1回の機能点検、1回の総合点検を行うことを義務付けられた業務です。
ですから消防設備の点検作業は、毎日同じ建物の点検作業ということはありません。昨日は練馬区の事務所ビル、今日は川崎の共同住宅、明日は北区の飲食店ビルなどということになります。場所も規模も用途も違います。もしとても大きな建物で点検には何日も掛かる場合でも、同じ場所での点検作業の繰り返しということはありません。だから飽きるということはないでしょう。
消防設備点検作業の特徴は、一般の人々の生活圏の中に入っての作業であるということです。マンションでしたら各戸とも住人さんがいらっしゃいます。ご主人、奥様だけでなく赤ちゃんがいるかもしれません。あるいは病床のお年寄りがいるかもしれません。飲食店ならお店の方だけでなくお客様がいらっしゃるかもしれません。休憩時間に点検作業を指示されたとしても、何分か何時間後には業務が始まるという人々の生活圏なのです。ですから自分の作業に集中するだけではだめです。挨拶をし、お断りをし、周囲の状況に目配りしながら点検作業を進めなければなりません。そうでなければ時としてクレームになることもあります。
消防設備の点検作業は、技術、知識の仕事ではありますが、同時にサービスの仕事でもあります。
社員のある1日の流れについて
8:30
今日は4人で北区のマンションの消防設備点検作業。
出発前に作業責任者のAさんより今日の作業の流れと注意点の指摘、点検道具他の忘れがないかを確認される。
作業員の健康状態もチェック。その後作業車に乗り込み現地に向かう。
9:15
現地到着後、マンションの管理室に行き、管理人さんに今日の作業内容などを説明するとともに、作業での注意すべきことの有無を尋ねる。その後設備機器類を点検モードに切り替え、作業準備にかかる。その後、責任者Aさんのもと作業員全員で再度注意点を確認し合う。
午前の作業開始。
私の作業は、自火報設備の作動状況を確認するのがメインである。
11:45
昼休憩のため作業を中断。管理人さんに報告し、設備の点検モードを復旧し、昼休みに入る。
13:00
作業再開の前に管理人さんに連絡後、責任者のAさんより午後作業の手順と注意点の指示をうける。再び消防設備などを点検モードに切り替える。
私の午後の作業は、屋内消火栓設備の加圧送水装置の点検からである。
15:45
予定した作業がすべて完了したので、全員が集合し作業の落しがないかの確認、不良個所の読み合わせなどを終えた後、設備の復旧作業に入る。
管理人さんに作業結果を報告し、点検作業の終了を告げる。
16:50
帰社。
責任者のAさんと一緒に作業報告書などを作成し、発注会社にメール。これで今日の点検作業は完了。最後に明日の点検作業の責任者Kさんと打ち合わせ、作業器具の確認をし、私の本日の作業はすべて終わり。
17:30
残っている社員の皆さんに「お疲れ様でした」と言い残し、私は帰宅へ。